婚活をしていると、
「いい人なんだけど、結婚生活がイメージできない」
という理由で、交際が進まないことがあります。
男性からすると、
「まだ付き合っている段階なのだから、結婚後のことなんて分からないよ」
と思うかもしれません。
もちろん、その通りです。
実際に結婚してみなければ分からないことはたくさんあります。
でも、結婚を考える女性にとって、
「この人と結婚したら、こんな毎日になりそう」
と少しでも想像できることは、とても大切です。
心理学では、人はある程度、
「これからどうなるのか予測できる状態」
に安心を感じやすいと考えられています。
婚活では、この「予測できる」という感覚が、安心感につながることがあります。
「予測可能性」と聞くと少し難しく感じますが、簡単に言えば、
「この人と一緒にいたら、どんなことが起こりそうか想像できる」
ということです。
例えば、
「この人は穏やかな人だから、家でも落ち着いた雰囲気になりそう」
「仕事が忙しいけれど、休日は一緒に過ごす時間を作ってくれそう」
「一人の時間も大切にする人だから、結婚してもお互いに自由な時間を持てそう」
そんなふうに、
「結婚した後の生活が少し見えてくる」
ことです。
婚活では、
年収、年齢、学歴、職業、住んでいる場所など、さまざまな条件があります。
もちろん、条件も大切です。
でも、実際に結婚を考える段階になると、
「この人と毎日一緒に暮らしたら、どうなるんだろう?」
ということも、とても重要になってきます。
例えば、
年収が高い男性でも、
「家ではほとんど話さない人なのかな?」
「仕事が忙しすぎて、一緒に過ごす時間が少ないのかな?」
と感じたら、結婚生活をイメージしにくいかもしれません。
反対に、
「仕事は忙しいけれど、休日は一緒に食事をしたい」
「お互いに一人の時間も大切にしたい」
「家では穏やかに過ごしたい」
と話してくれる男性なら、
「こういう結婚生活になりそうだな」
と想像しやすくなります。
将来の話というと、
「結婚したらどうしたいですか?」
といきなり聞かなければいけないと思う男性もいます。
でも、そんなに難しく考えなくて大丈夫です。
まずは、
「休日はどんなふうに過ごしていますか?」
というところから始めてみましょう。
そして、自分のことも話します。
例えば、
「僕は休日の朝はゆっくり起きて、午後から買い物に出ることが多いです。」
「一人で過ごす時間も好きなんですが、誰かと一緒に食事するのも好きですね。」
こうした話をするだけでも、
「この人は普段こんな生活をしているんだ」
と、相手にあなたの日常が伝わります。
結婚生活は、特別なイベントの連続ではありません。
朝起きて、
仕事に行って、
帰宅して、
一緒に食事をして、
休日を過ごす。
そんな普通の日常の積み重ねです。
だからこそ、婚活でも、
「普段どんな生活をしているのか」
を伝えることには意味があります。
例えば、
「朝はコーヒーを飲んでから仕事に行きます。」
「平日は仕事から帰ったら、家でゆっくりすることが多いです。」
「休日は午前中に家事を済ませて、午後は出掛けることが多いです。」
「旅行が好きなので、年に何回かは二人で旅行に行けたらいいですね。」
こんな何気ない話から、
女性はあなたとの生活を少しずつイメージできます。
仮交際が進んできたら、
少しずつ結婚後の生活についても話してみましょう。
例えば、
「結婚しても、それぞれ一人の時間は持てたらいいと思っています。」
「休みの日は、家でゆっくりする日と一緒に出掛ける日があればいいですね。」
「できれば一緒に食事をする時間は大切にしたいです。」
「家ではあまりピリピリせず、穏やかに過ごせる家庭が理想です。」
こうした話をすると、
女性は、
「この人は結婚したら、こんな家庭を考えているんだ」
と分かります。
それだけでも、結婚後のイメージはかなり具体的になります。
「価値観を伝えましょう」と言うと、
「人生観について深く語らなければいけないの?」
と思うかもしれません。
そんな必要はありません。
例えば、
「お金は、必要なところには使って、無駄なところは節約したいタイプです。」
「旅行にはお金を使いたいですね。」
「家ではできるだけ一緒に食事したいです。」
「仕事も大切ですが、家族との時間も大切にしたいと思っています。」
これも立派な価値観です。
そして大切なのは、
「自分はこう思う」
と伝えたうえで、
「○○さんはどうですか?」
と相手の考えも聞くことです。
ここで注意してほしいことがあります。
結婚後のイメージを伝えることと、
「結婚したらこうするべき」
と相手に押し付けることは違います。
例えば、
「結婚したら毎日一緒に食事をするべき」
ではなく、
「僕は、できれば一緒に食事する時間を大切にしたいと思っています。」
この違いです。
前者は相手への要求。
後者は自分の価値観の共有です。
婚活では、
「自分の希望を伝える」ことと「相手に強要する」ことを分ける
ことが大切です。
男性の中には、
「相手に合わせるのが一番いい」
と思って、自分の意見をほとんど言わない方がいます。
「どこでもいいです。」
「何でも大丈夫です。」
「○○さんに合わせます。」
一見すると優しい言葉です。
でも、これが続くと女性からすると、
「この人は何を考えているんだろう?」
となってしまうことがあります。
もちろん、相手に合わせることは悪いことではありません。
ただし、
自分の考えを何も伝えないことと、柔軟であることは違います。
例えば、
「僕は和食が好きですが、○○さんがイタリアンがお好きなら、ぜひ行ってみたいです。」
これなら、
自分の好みも伝えながら、相手にも合わせられる
ことが分かります。
こういう男性の方が、人物像が見えやすいのです。
ここまでの婚活心理学⑤(コミットメントと一貫性)でも、
「小さな約束を守る人は信頼される」
という話をしました。
実は、今回の「予測可能性」ともつながっています。
いつも時間を守る。
連絡すると言ったら連絡する。
穏やかに話す。
仕事の話をするときも、休日の話をするときも、考え方が大きく変わらない。
そうすると、
「この人はこういう人なんだな」
という人物像が少しずつ見えてきます。
逆に、
会うたびに言っていることが変わる。
その日の気分で態度が大きく変わる。
将来の話をすると毎回違うことを言う。
これでは、相手は将来をイメージしにくくなります。
「結婚後の生活について話す」と聞くと、
「まだ仮交際なのに、そんな話をして大丈夫?」
と思う男性もいるでしょう。
大切なのは、重たい話をいきなりすることではありません。
例えば、
「結婚したら、休日はどんなふうに過ごしたいですか?」
「家ではどんな時間を過ごせたら理想ですか?」
「旅行とか、一緒に行けたら楽しそうですね。」
こんな会話からで十分です。
これは、
「あなたと結婚したい」と迫る話ではなく、「どんな生活が理想なのか」をお互いに知るための会話
です。
交際が進むにつれて、少しずつ具体的にしていけばいいのです。
婚活で大切なのは、
「自分はどんな男性なのか」
だけではありません。
女性から見て、
「この人と一緒に暮らしたら、どんな毎日になりそうか」
が見えることです。
例えば、
「平日はお互い仕事があるから、夜に一緒にご飯を食べられたらいいですね。」
「休日は一緒に買い物に行く日もあれば、それぞれの趣味を楽しむ時間もあっていいと思います。」
「年に一度くらいは旅行に行きたいですね。」
こうした話をすると、
頭の中に二人の生活が少しずつ浮かんできます。
そして、
「この生活なら自分も無理なくやっていけそう」
と思えることが、安心感につながります。
婚活では、
「自分をアピールしなければ」
と考える男性が多いと思います。
もちろん、自分の魅力を伝えることは大切です。
でも、結婚を考える相手にとっては、
「この人はどんな生活をする人なのか」
ということも非常に大切です。
だからこそ、
仕事のこと。
休日の過ごし方。
お金の使い方。
家族との関係。
趣味。
一人の時間。
家事についての考え方。
結婚後の生活。
そんな日常や価値観を、少しずつ話してみてください。
「僕はこう思っています。」
「僕はこういう生活が理想です。」
と伝える。
そして、
「○○さんはどうですか?」
と相手の考えも聞く。
それを繰り返していくことで、
「この人のことが少し分かってきた」
という感覚が生まれます。
そして、
「この人と結婚したら、こんな生活になりそう」
というイメージが少しずつ作られていきます。
婚活で大切なのは、
相手をドキドキさせることだけではありません。
「この人となら、安心して一緒に暮らせそう」
と思ってもらうこと。
そのためには、
あなたの今の生活と、あなたが望む将来を、少しずつ言葉にして伝えること
が大切です。
「平日はこんな生活をしています。」
「休日はこんなことをしています。」
何気ない日常からで構いません。
「結婚したら、休日は一緒に出掛けたいですね。」
「家ではゆっくり過ごしたいです。」
など、無理のない範囲で理想を伝えてみましょう。
「僕は家族との時間を大切にしたいと思っています。○○さんはどうですか?」
というように、自分の考えを伝えてから相手の考えも聞いてみましょう。