お見合いやデートのあと、
「何を話したらいいのか分からなくて……」
という男性は少なくありません。
特に真面目な男性ほど、
「失礼なことを言わないようにしよう」
「変なことを聞かないようにしよう」
「相手の話を聞くことが大切なんですよね」
と考えます。
もちろん、相手の話を聞くことは大切です。
でも、ここで一つ覚えておいてほしいことがあります。
「聞くだけ」では、なかなか距離は縮まりません。
相手に質問するだけでなく、あなた自身のことも少しずつ話してみる。
これが、婚活ではとても大切です。
心理学では、自分自身について相手に伝えることを「自己開示」といいます。
例えば、
などです。
もちろん、初対面から何でも話せばいいということではありません。
相手との関係に合わせて、少しずつ自分のことを伝えていく。
これがポイントです。
例えば、お見合いで女性から、
「休日は何をされていますか?」
と聞かれたとします。
ここで、
「映画を見たりしています。」
だけで終わってしまうと、会話は広がりにくくなります。
でも、
「映画を見ることが多いです。特に休日の午後に、家でゆっくり見るのが好きなんです。」
と少し自分のことを加えると、相手は質問しやすくなります。
さらに、
「○○さんは休日、どんなふうに過ごされることが多いですか?」
と聞いてみる。
これなら、
自分の話 → 相手への質問
という自然な会話になります。
自己開示が大切だからといって、
「自分のことをたくさん話せばいい」
という意味ではありません。
例えば、
「私は昔から車が好きで……」
と話し始めて、
車の話を10分、20分と続けてしまう。
これは自己開示というより、一方的な自己アピールになってしまいます。
相手が興味を持っているかどうかを確認しながら、
「話す → 聞く → また話す」
というキャッチボールを意識しましょう。
お見合いは成立する。
女性からも、
「感じのいい方でした」
「真面目で優しい方でした」
と言われる。
ところが、仮交際になると、
「いい人だと思うのですが……」
「なかなか距離が縮まりませんでした」
となってしまう。
そんな男性は、
自分のことを話していない
可能性があります。
相手のことを知ろうとして、
「お仕事は?」
「休日は?」
「趣味は?」
と質問を続ける。
でも、自分についてはほとんど話していない。
これでは女性からすると、
「この人はどんな人なんだろう?」
が分かりません。
人は、相手のことが分からないと、なかなか心を開けません。
だからこそ、
「私はこういう人です」
という情報を少しずつ渡していくことが大切なのです。
自己開示というと、
「深い話をしなければいけない」
と思うかもしれません。
そんな必要はありません。
まずは身近なところから始めましょう。
「休日は家でゆっくりすることが多いです。」
「最近はウォーキングを始めました。」
「実は甘いものが好きなんです。」
「ラーメンが好きで、休日によく食べに行きます。」
「仕事では人と話すことが多いので、休日は静かに過ごしたくなるんです。」
「実家には月に一度くらい帰っています。」
「自分では少し慎重なところがあると思っています。」
「実は人前で話すのは少し苦手なんです。」
こうした何気ない話でも、立派な自己開示です。
男性は婚活で、
「しっかりした男性に見せなければ」
と思いがちです。
もちろん頼りがいは大切です。
でも、完璧な人間を演じる必要はありません。
例えば、
「実は少し緊張しています。」
「方向音痴なので、道を調べるのは苦手なんです(笑)」
「料理はあまり得意ではないんですが、最近少しずつ覚えています。」
こんな一言が、かえって親近感につながることがあります。
なぜなら、
「この人も普通の人なんだ」
と感じてもらえるからです。
仮交際が進んできたら、
自分の結婚観についても少しずつ話してみましょう。
例えば、
「結婚したら、一緒に食事をする時間は大切にしたいと思っています。」
「休日は一緒に出掛ける日もあれば、それぞれ好きなことをする時間もあっていいと思っています。」
「家ではできるだけ穏やかに過ごせる家庭が理想です。」
こうした話をすると、
女性はあなたとの結婚生活をイメージしやすくなります。
初対面でいきなり、
「過去の恋愛」
「家族の深刻な問題」
「結婚に対する強い不安」
など、重い話をする必要はありません。
基本は、
軽い話 → 少し深い話 → 価値観 → 結婚観
と、少しずつ深めていきます。
そして大切なのは、
相手も話してくれたら、自分も少し話す。
というバランスです。
婚活での会話を、キャッチボールに例えてみましょう。
男性が質問する。
女性が答える。
男性がまた質問する。
女性が答える。
これだけでは、男性からボールを投げているだけです。
そこで、
女性「休日は友達とランチに行くことが多いです。」
男性「そうなんですね。私も休日に友達と食事することがあります。最近は○○のお店に行きました。」
そして、
「○○さんはどんなお店が好きですか?」
これなら、
女性の話 → 自分の話 → 女性への質問
というキャッチボールになります。
この繰り返しによって、
「この人、少しずつ分かってきたな」
という感覚が生まれます。
それが、距離が縮まるということです。
婚活では、
「女性からどう思われるだろう?」
と考えすぎてしまう男性もいます。
「こう言った方がいいかな?」
「こんなことを言ったら嫌われるかな?」
と考えて、結局何も話せなくなってしまう。
でも、会話に正解はありません。
大切なのは、
「自分はこう思っています」
と、自分の言葉で伝えることです。
完璧な答えより、
「自分らしい答え」の方が相手には伝わります。
婚活で自己開示をするときは、次の3つを意識してみてください。
最初から全部を話す必要はありません。
「話す → 聞く」のバランスを大切にしましょう。
良く見せることだけを考えず、自然な自分も伝えてみましょう。