お見合いやデートのあと、女性からこんな感想を聞くことがあります。
「すごく話が上手だったわけではないんです。」 「特別イケメンというわけでもないんです。」 「でも、なんだか感じが良かったんですよね。」
実はこの「感じが良い」という印象には、心理学的な理由があります。
それが 好意の返報性(こういのへんぽうせい) です。
好意の返報性とは、
人は、自分に好意を向けてくれる相手に、自然と好意を返したくなるという心理です。
例えば、
笑顔で挨拶されると、こちらも笑顔になりやすい
「ありがとう」と言われると、また親切にしたくなる
自分の良いところを見つけてくれる人には、好感を持ちやすい
これは恋愛だけでなく、人間関係全般でよく見られる心理です。
婚活でも、この心理はとても大きく働いています。人は「慣れているもの」に安心感を持つようにできています。
婚活男性の中には、
「失礼がないように」 「変に思われないように」
と気を遣いすぎて、表情が硬くなってしまう方がいます。
すると女性からは、
「真面目そうだけど、気持ちが見えなかった」 「嫌われているのかなと思った」
と言われてしまうことがあります。
本人にそんなつもりは全くないのですが、好意が伝わっていないのです。
婚活では、「嫌われないこと」よりも、安心して好意を伝えることの方が大切な場面が多いのです。
例えば、お見合いで最初に
「今日はお会いできて嬉しいです。」
と笑顔で言われたら、どう感じるでしょうか?
多くの人は、
「歓迎されている」 「安心できる」
と感じます。
その安心感が、「この人と話しやすい」という好意につながっていきます。
つまり、笑顔は単なるマナーではなく、相手の心を開くきっかけなのです。
デートのあとに、
「今日はありがとうございました。楽しかったです。」と送る。
これも好意の返報性が働きやすい場面です。
相手は、
「楽しんでくれたんだ。」 「また会いたいと思ってくれているんだ。」
と感じ、自然とこちらへの好意が高まりやすくなります。
逆に、何も連絡がないと、
「どうだったんだろう?」 「楽しくなかったのかな?」
と不安になってしまいます。
婚活では、相手の良いところを見つけて言葉にすることも非常に効果的です。
例えば、
「笑顔が素敵ですね。」
「お話ししやすいですね。」
「気遣いが自然ですね。」
大げさなお世辞ではなく、本当に感じたことを伝えるだけで十分です。
人は、自分を認めてくれる相手に親近感を持ちやすくなります。
ここで注意したいのは、
好意の返報性は「相手を操作するテクニック」ではないということです。
無理に褒めすぎたり、
「かわいいですね」を連発する
何でも「すごいですね」と言う
必要以上に下手に出る
こうした態度は、かえって不自然に見えてしまいます。
大切なのは、
「あなたに興味があります」「一緒の時間を大切にしています」という気持ちを自然に伝えることです。
仮交際が続く男性を見ていると、共通点があります。
それは、
よく笑う
相手の話に反応する
感謝を言葉にする
「また会えて嬉しいです」と自然に言える
特別な会話術ではありません。
でも、こうした小さな好意の積み重ねが、女性の安心感につながり、
「また会いたい」という気持ちを育てていくのです。
婚活では、
「どうすれば好かれるか」
を考えすぎるより、
「相手に好意を伝えられているか」
を意識してみてください。
笑顔で挨拶する。 感謝を伝える。 良いところを見つけて言葉にする。
どれも難しいことではありません。
でも、この小さな行動が、相手の心を少しずつ動かしていきます。
婚活は、条件だけで決まるものではありません。
「この人といると、自分を大切にしてもらえている感じがする。」
そう思ってもらえることが、関係を深める大きな力になります。
さあ、婚活は楽しくすすめましょう!